2017年9月11日
寝不足と仕事の疲れにより朝から不調を感じながらも小川山へ。
先週できなかった『ちゃびんば13b』だ
メンバーは4人。クラシゲ(私)、red、west、H。
私とHは『ちゃびんば』、redとwestは『無職の夏休み』でそれぞれ別れトライ開始。
1便目(ヌンチャクがけ、ムーヴ復習)
空気は粘りつくようなジメッとした感じはあるが、風が強いせいか先週よりも岩の状態は良い。
相変わらず最初のパートは強度が高い。強度としては最初のパートが一番強いだろう。
途中で良いスタンスも見つけ、多少シークエンスを変更しながらムーヴの確認をしていく。
2便目、ヌンチャクがけ後、そこまで疲れてなかったので、小休止で繋げにかかる。
天気は曇天、風強し、気温も低く岩も冷たい。
練習したムーヴを素早くこなし、4ピン目のレストポイントまで順調に進む。
このレストポイントまできて、指がかじかみ、余計な力を使ったせいかパンプを激しく感じる。
核心の左手アンダーガストン足上げで急激に身体全体の力が抜け、右手縦カチで限界を迎えフォール。
恐らく、ウォームアップ不足。1便目でもう少し指や体を温めておけばよかった。
3便目、大休止からの最後のトライ。
気持ちはダメ元、無欲の挑戦。得てして無欲さは無駄な力や余計な思考を省いてくれるものだ。
無欲で行くのは欲がある証拠と哲学的なことをHに言われたが、無視する。
4ピン目のレストポイントまで到達。指はかじかみパンプもしているが先刻より疲れはない。
左手アンダーガストン、右足の高い足上げ、右手の縦カチからの気持ち悪いボディバランスと続く。
身長・リーチ的に辛いカチ取り、それを取ればあとはゴリ押しでいける。
左手はガストン、右手は甘いエッジ、右足から左足に踏み替え、さらに2cm右上にある良いスタンスに右足を置く、ここでないとカチが届かないからだ。
頭上を見上げる、やはり遠い、170cmあれば特に問題ない距離なのだろう。体勢を整えるうちに腕も背中も疲れてくる。
一瞬やっぱりダメだと気持ちがよぎる。だが手を出さないと結果はわからない。
思い切り右手を伸ばす、さらに下がった踵を上げ自分の身長リーチ限界まで距離を出す。
カチを掴んだその瞬間、左手ガストンが滑り、抜ける。
左足はどこにも置いていない、右手カチ、右足のスタンスだけだ。
ダイアゴナルの法則はもはやない、左半身が壁から遠ざかる、身体が回転する。
やばい、落ちる、ダメかと思った瞬間、回転していた身体は止まった。
テンションはかかってない。あれ、止まった? はっと我に帰り、体勢を整え、カチをマッチする。
高い足上げをした後、巨大ガバへのトラバース。ガバで小レストした後最後のリップへのデッド、ここも身長があればデッドしなくても良いのだろう。慎重に反動をつけて最後のデッド、そのままマントルを返して終了点へ。
ロワーダウンした後もあの回転止めに心が動揺し高鳴り、安堵より困惑を感じるトライであった。
無職の夏休み組はred、westともに敗退したようだが、かなり良さそうなとこまで行っているみたいだ。無職の夏休みもシークエンスとホールドを発見するのに苦労させられるルートだ。
無職の夏休みトライのred。
帰路の途中、寝不足と疲労とアドレナリン切れで極度の体調不良に陥り、大して夕食も食べず車中は寝っぱなし、申し訳ない。。。登りより体調管理の反省点が多い1日であった。